塾長ブログ

ついつい

最近話題のアドラー心理学では
『人間の悩みはすべて対人関係の悩みである』
といっています。

「どうしてオレは気が弱いんだろう」
という悩みがあったとしましょう。
自分と気の強さを比べる対象(人)がいるからそう思うのであり、
そのことを評価する人がいるからそう思うのです。

孤独だと思っている人も必ず誰かと関わっていますし、
「オレは一人で生きていく」と言っても現実的には不可能です。
そして、そういった対人関係の良し悪しを決めるのは
コミュニケーションであると誰もが認めています。

ですが、私たちは対人関係に良い影響を及ぼさないコミュニケーションを
知らず知らずのうちについついとっています。
 からかう
 皮肉を言う
 嫌味を言う
 小ばかにする
 無視する
 あてつける
 愚痴る
 ひやかす
 ちゃかす
……いかがでしょう?
どれも自分がされてうれしいものではありません。
それなのに自分では他人についついやっていないでしょうか?
不思議なことにこれらのコミュニケーションは、
自分が相手より上位にいると感じているときに使っています。
だから親子関係で使われがちなのです。

コミュニケーションでお互いが気持ちよくなれれば、
その人との対人関係はよくなるはずです。
悪気があってやっているわけではありませんし、
ほとんどは相手に気づいてほしかったり、
もっと頑張ってほしかったり、
気を引き締めてほしかったり、
相手と良い関係になることを願ってのものです。

私は『ついつい』をなくすために、
言いたいことを素直に伝えることと
相手を笑顔にするコミュニケーションを意識するようにしています。
とはいっても、まだまだ不十分ですが(^^;
まあ、日々努力していきましょう。
『人間の悩み』を減らしていくために。

塾長 木口

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