塾長ブログ

過去より未来

かなり昔になりますが、猿回しのサルが「反省!」という芸をやっていた頃、
「反省だけならサルでもできる」という言葉がはやりました。

今でも反省という言葉をよく耳にします。
どうも私たちは反省が大好きなようです。

「ちょっとは反省しなさい」
「反省していないならゲームは禁止!」
「何やったか行ってごらんなさい。どうしてそんなことをしたの?」
やったこと、過去のことを反省させようとしています。
もちろん、反省することはとても大切です。
しかしながら、反省をいくらしたところで、過去は変わりません。
大切なのは、これから未来にどうするかということです。
過去よりも未来が大切なのです。
それなのに反省した後に
「じゃあ、今度からちゃんとしなさい」
「もう、そうしないわね」
で終わらせてはいないでしょうか。
未来が大切なのに一所懸命時間をかけて過去を具体的にし、
未来のことはあいまいなまま一言で終わってしまう。
これでは未来の具体的なことが見えないままなので、
良くならないのは当然です。

今月は未来に目を向けた言葉がけを意識してみましょう。
反省を「そうなんだ」と受けとり、
「今度はどうする?」
「いつからできそう?」
「そうしたらどんな気持ちになるかな?」
など未来の具体的なイメージ作りができる質問をしてみましょう。

反省だけでは後ろ向きになりそうな気持も未来に向けて前向きになります。

塾長 木口

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