塾長ブログ

比べる

私たちはいろいろなものを比べるのが大好きです。
「○○のケーキは△△のより甘くておいしい」
「□□の自動車は××のより燃費がいい」
……
一所懸命比べますね。でもその一方で
「もうちょっと小さければ食べやすいのに」
「デザインがいまいちなんだよな」
……
などと100%満足するものは、ほとんどありません。
しかもその100%というのは〝人それぞれ〟です。
(100%がみんな一緒なら、世の中の商品は1種類になってしまいますね。)
それなのに、自分の考える100%が『正しい』とか、『一番だ』と思ってしまいます。

では、お子さんは比べていませんか?

教育コーチングでは、
〝人はそれぞれ〟
として、
『どういう子が正しい』『どういう子が一番』
さらに、
『ここが欠けている』『ここが足りない』
ではなく、どの子も育っていくためのすべてのパーツを備えている1人格として見ます。
ただその持っているパーツは多種多様なのです。

どんぐりも小さなものもあれば、細いの、太いの、ちょっといびつなのと、
いろいろあります。
でもどのどんぐりも、水と適切な温度があれば芽を出し、日光が当たれば成長していきます。
成長の速度や大きさ、形に違いはあれど、どれも必要なものをすべて備えているどんぐりだったのです。

お子さんを比べたくなるのは、大きく育ってほしい、大切に思うからこそ。
近所の子や同じ歳の子、自分がイメージする普通の子と比べるのではなく、
すべてを備えている一人の人間として、
『愛情』という水を注ぎ、
日光のような温かく『見守る姿勢』で関わってみてください。
自然とそれぞれの個性豊かな大人への成長をしていくと思います。
いっぽ塾は、成長をちょっと手助けする肥料でいたいと思います。

塾長 木口

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