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見て、留める

教育コーチングのスキルの一つに『承認』というものがあります。
子育てや人間関係の本などでも『承認』という言葉はよく使われていますが、
教育コーチングでは『承認』を、
 判断や解釈を脇に置き、ありのままを無条件に認める。
 その存在そのものを認める。
 過去だけでなく未来も認める。
このように定義しています。

では、『承認(認める)』とはどうすることなんでしょうか?
先日、ある教育コーチングの先輩から聞いた言葉がとても心に残りました。

認める = 見て、留める = 見留める

ということなんです。
『認める』ためには、まずそのもの(人、状況)を見ることが大事です。
そしてありのままを見たままに受け留めることだ、ということでした。

80点のテストを見て
 ・がんばったわね。(ほめる、評価)
 ・またケアレスミスしたわね。(ほめない)
 ・もっとできるわよ。(励まし)
 ・今回は80点ね。(認める)
 涙をこぼした子を見て
 ・悲しいのね。(解釈、思い込み)
 ・その気持ちわかるわ。(同情)
 ・泣いてなんかいちゃダメ。(否定)
 ・涙が出ているよ。(認める)

どんなふうに感じますか?
この『認める』をフィードバックともいいます。
『認める』は、少し冷たく感じるかもしれませんが、
そのあとに続く質問がとても効果的になります。
今回は80点ね。今どんな気持ち?
涙が出ているよ。何があったの?
『認める』には、こちらの判断や解釈がないので、
子どもは質問に対して自由に答えられますが、
こちらの判断や解釈が最初にあると
答えはそちらに誘導されていってしまいます。

『認める』ことはとても大事です。
まずは子どもを、『見て、留める
これを意識してみてください。
ありのままの子どもたちがはっきりと見えてくると思います。

塾長 木口