塾長ブログ

再現ビデオを見てみる

「あーぁ、またやっちゃった」
「わたしってホントにバカだな」
「気がついたら、ついつい…」
「あー、もう死にたい!」
日常生活の失敗や後悔って、こんな感じではないでしょうか。
何度も繰り返してしまう失敗に対して、自分を責めて、ダメ出しして、、、そして2・3日もすれば忘れてしまい、また繰り返す。
あー、なんて人間って愚かなんでしょう(笑)

実は人間の行動は、いくら〝バカだ〟〝アホだ〟と自分をののしったところで変わるものではないのです。
〝バカだ〟〝アホだ〟は自分へのやりきれない怒り。
その怒りを自分にぶつけます。
怒りというのは、その対象が自分であっても、ぶつけるとスッキリするもの。
スッキリすると落ち着いてきて、
「まあ、こんなところもわたしらしいな」
「今度から気をつけよう」
で終わらせてしまうのです。
本当にこれで変わるでしょうか?

ここで私がお勧めしたいのが、『再現ビデオ』を見てみることです。
「ビデオなんて撮ってません」
と言われそうですが、自分でその時のことを映像として思い出して、再現ビデオをつくってみるのです。

例えば、子どもの話をちゃんと聞こうと思っているのに、また頭ごなしにきつく言っちゃった。なんて状況が起きたとします。
次のような手順で書き出して、再現ビデオをつくってみましょう。
①最初のきっかけは何か?
②その時、どんな感情がわいてきたか?
③その時、身体のどこに変化が生じていたか?
④そこでどんな行動したか?
⑤その行動をしている時、何を見ていたか?見えていたか?
⑥結末はどうだったか?
こんな感じです。
どうですか?監督として行動のきっかけから結末までの再現ビデオはできたでしょうか。
これを習慣化してみましょう。
すると、同じような場面が来た時に、再現ビデオのスイッチが作動するようになってきて、再現ビデオを見ることができ、
危ない場面が来る前に、行動の『一時停止ボタン』も押せるようになってきます。
また、いろいろな場面を再現ビデオ化していくと共通個所も見えてきて、より自分の行動を客観視できるようになります。
そうなれば、〝ついつい行動〟の改善に大きな前進になります。

〝ついつい行動〟が多いなと思う方、是非お試しください。

塾長 木口

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