塾長ブログ

子どもたちに求められているもの

今年も県立高校入試が終わり、いっぽ塾の子どもたちは見事、志望校合格を勝ち取りました。おめでとうございました。

さて、入試問題というのは、その時々の社会が必要としている能力を測るためのテストと言っていいと思います。

つまり、問題を分析することで、今の社会が何を求めているのかが、わかるのです。
そして、今年の高校入試を分析して見えてきたキーワードは〝対話〟〝世の中〟です。

国語では、話し合い(対話)の中での役割や進行させていく能力についての問題や、感じたことや読み取ったことを自分の言葉で表現する問題。
英語では、対話文が多く出題され、作文では日常会話や観光地の紹介など実践的な表現を自分の言葉で言えるかが試されました。
また、数学では「ごみ排出量」、理科では「二酸化炭素濃度」、社会では「地球温暖化」と、これからの社会の大きなテーマになる環境問題を取り上げています。
その他にも日常生活と結び付けた問題が多く出題され、『世の中』への関心が試されました。

さらに〝対話〟と〝世の中〟の背景には〝主体性〟が見えます。

    主体性をもって世の中のことに目を向け、自らの考えを伝えたり、他者の考えを尊重したりしながらコミュニケーションを取っていくことが大事だよ。

というメッセージが込められているように感じました。
知識をただ覚えることよりも、知識をどうやって日常に生かしていくかを考える力が必要とされています。
今までのいっぽ塾での考え方は間違っていませんでした。
新年度、さらにいっぽ塾も進化してまいります。

塾長 木口

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